Toggl Trackを利用し始めて、かれこれ3ヶ月が経過したので、現時点で感じていることをまとめていく。
Toggl Track導入の経緯
PCを使って、興味のままにObsidianを触ってみたり、AIと会話していて1日がすぎることがあり、ふと「あれ、自分は今日いったい何に時間を使ったんだっけ?」となることがある。
そこで、自分が1日何にどれだけの時間を費やしているのか知りたくなり、計測により可視化しようと思った。
調べたところToggl Trackが
- 無料で十分りようできる
- PCからもスマホからシームレスに利用できる
のが気に入って、お試しで導入をしてみた。
Toggl Trackの運用方法
プロジェクト設定
- 人間関係
- 良好な人間関係を新たに築いたり、より深めたり、維持する目的の時間
- パートナー
- 愛する人と一緒に過ごす時間で、それを第一の目的として費やす時間。人間関係のうちのひとつであるが、特に重要視するため人間関係から切り出ししている。
- 創作活動
- Obsidianアウトプットしたり、AIを使ったプログラミングなど創造的ことに費やす時間。
- 生活基盤
- 普段の食事、入浴など日々の生活を成り立たせるために必要な時間。
- 仕事
- 健康
- ストレッチ、筋トレ、運動、整体の時間、歯の定期メンテナンスなど健康増進、維持を目的とした時間
- 趣味・余暇
- 旅行、スキューバーやポーカーなど、趣味や余暇に費やす時間
- つい時間
- SNSやショート動画など、そのつもりはなかったけど「ついやってしまった!」という時間
タグ設定
5W1Hをベースに、自分があと集計したいものをタグ化する方向性とした。
毎回つけるので、面倒になってつけなくならない範囲で
何
- !Obsidian
- !動画
- !読書
- !開発
誰
- &0
- 自分1人
- &1
- 誰か1人と
- &2+
- 誰か2人、もしくは3人と
- &4+
- 誰か4人以上と
- &👤shiho
- パートナーと。上記4つとは別で、その場にパートナーがいればこのタグをつける運用
場所
- @家
- @外
- 屋外で
- @中
- 家以外の屋内で
運用手順
-
作業を開始する際に、PCもしくはスマホアプリのトラッキング開始ボタンを押す
-
作業概要の記入、プロジェクトの設定、タグの設定をする
-
作業を終わった際に、トラッキング停止ボタンを押す
Toggl Trackを3ヶ月運用してみて
もともとの課題から発生した、PC作業中の時間の可視化という目的は達成することができた。
前置きがあるのは、外出時やPC作業以外のアクティビティの際などは、利用するのを忘れて、あとでまとめて入力することなども発生した。
以下に、実際にToggl Trackを導入することで時間の可視化ができたことにより、付随的に得られた恩恵をまとめていく。
目的意識が向上
何かのタスクや作業をする際に、自分はいったい何のためにそのタスクや作業をするのか意識する機会が増え、その結果として目的意識が向上したことを実感した。
これは、自分がトラッキング開始ボタンを押した際に、「プロジェクト」を設定する際に、自分が何のためにこの作業を行うのかが明確になり、意識付けられたことが大きいように思う。
無駄な時間が減った
目的意識の向上したことに伴って、なんとなくSNSを見たりやショート動画を視聴する「つい時間」が減少した。
ここには、Toggle Trackを導入したことにより発生した一貫性の原理がポジティブに働いているように感じた。
運用方法で記述のとおり、トラッキングボタンを押した後、作業概要やプロジェクトを設定した時点で「今から何の目的、何をするのか」見える化され、強く意識付けされる。
この行動が、「やっぱり違うことをやろうかな」という誘惑を効果的に退けてくれた。
特に、ちょっと手を付けるのが億劫になるようなタスクや作業ほど、威力を発揮した。
満足度の向上
作業やタスクから得られる満足度も向上した。
作業が終わった時や、Toggl Trackを見て1日を振り返るときなどに、「こんなにも有意義な目的のために時間を使ったんだ」とポジティブな気持ちになれた。
そして、この満足度の向上を実感した時、石切職人の3人の寓話を思い出された。
最後に
今回のToggl Track導入は、日々の生活を幸せや満足を感じやすくする良い仕組みとなってくれた。
今後は、トラッキングしたデータをより有効活用できる仕組みも構築していていきたい。