開放感のある屋外空間にいることが、閉ざされた屋内空間に比べて幸福度を高めることにポジティブな影響を及ぼす可能性が示唆されている。

この知見は、MacKerron & Mourato(2013)の研究では、人々が自然環境にいるときの方が都市環境にいるときよりも、主観的幸福度が有意に高いと報告されたことから、間接的に示唆されている。

この分析は環境の種類に基づいているが、自然環境が基本的に屋外であるのに対し、都市的環境は屋内である可能性が高く、「屋外で過ごすことの幸福効果」もこの結果に含まれていると考えられる。

出典
「Happiness is greater in natural environments」(George MacKerron & Susana Mourato, 2013)

ホームズ, C.(2023). 『人生が充実する時間の使い方』. 東洋経済新報社.