本気で暮らしたいと思ったキャンプ場、キルギスのトン村 Beltam Yrut Camp が最高だった!
Beltam Yrut Camp に自前のテントを持って乗り込み、当初2泊の予定だったところを、4泊を滞在して満喫したことは、控えめに言って最高すぎる体験だった!
ここに至った経緯は、きまぐれな選択の結果だった。
カザフスタンに入り、キャンプグッズを購入した。
具体的には、テント、マット、折りたたみ毛布だ。
カザフスタンきっての観光地、チャリン・キャニオンでキャンプをするのがとってもいいらしい!
というのを聞いたからだ。
実際、素晴らしい体験だった。当初1泊の予定を延長して2泊した。
せっかくキャンプ道具を購入したなら、これから巡る中央アジアの国々、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンでも積極的にキャンプをしよう!
ということで目をつけたのが、今回紹介するイシク=クル湖に面するトン村でのキャンプた。
トン村のどこでキャンプをするかは決めていなかった。
とりあえず、歩いてその方向に向かっていると、1台の車が親切に止まってくれて声をかけてくれた。
話を聞くに、Beltam Yrut Camp のオーナーさんということで、
「日本には娘がいて、日本人は大好きよ。うちのビーチでテント張っていいわよ。」
と。
大荷物を運んでたのを乗せてもらえるわ、場所をどこにしようか決める時間を短縮できたわ、本当に感謝…!
そんな縁でたどり着いたのが、Beltam Yrut Camp だった。
場所はこちら。
あまりに最高すぎたので、なぜ最高だったのか考察してみた。
「なぜこんなに最高なのか」豊かに暮らせるキャンプ場の条件5つ
考えた結果、以下5つの条件が重要なんじゃないかと思った。
- よく晴れて、乾燥していて、適温である
- 眺め続けたくなる景色がある
- 川、または湖のほとりである
- トイレ、シャワー、電源、Wifiがある
- 人がいない
順に説明していく。
1.よく晴れて、乾燥していて、適温である
キャンプは好きで、日本でも何度もキャンプをした。すぐにキャンプにはまって、それからというもの春〜秋を中心に(寒いのは苦手)定期的にキャンプはしている。
キャンプは大好きだが、ここはどーにかならないものか、という点もあった。
ひとつは天候だ。山の中に入ってキャンプをすると、一定割合雨に見舞われる。
また、夏であれば、気温が高いのはいいのだが、湿度が高くてこの点は不快だ。
もっと湿度が低ければ、なんて快適なんだろうと思っていた。
実際に、湿度の低いところでキャンプをしてみると、快適なことこの上ない。
暑ければ日陰に入る、寒ければ日向に出るなど、調節も簡単だ。
また、洗濯物が乾きやすい。
脱水なんてせずとも、日中であれば絞ってかけておけば素材によるが半日で乾く。
それから、乾燥している地域は、比較的虫も少ない。日本では一晩キャンプを楽しめば、あちこち蚊刺されたものだが、ここではそんなことはない。
2.眺め続けたくなる景色がある
不便な自然の中に入っていったい何をするのか。
リラックスしてみたり、自分の内なる声に耳を傾けたり、パートナーとおしゃべりを楽しんだり。
そのためには、ただ眺め続けるだけで幸せを感じられるような、素晴らしい景色があるとなおいい。
3.綺麗な川、または湖のほとりである
眺め続けたくなる景色に加えて、水の音というBGMがあるとなお一層素晴らしい。
水の音は癒やしだ。
水の音を聞きながら、ただ景色を眺めてみたり、ぼーっとしてみたりするのが、なんとも言えない贅沢な時間だ。
海は潮風でベタベタするので好ましくない。
また、気温が上がって暑くなれば、素晴らしい遊び場所にもなる。
4.トイレ、シャワー、電源、インターネットがある
これまで上げた条件を満たすような場所だと、人の手が全然加えられていないような大自然の中を想像するかもしれない。
ただ、それだけでは短期でいるにはいいが、長期で快適に楽しく暮らすことは難しい。
最低限、トイレ、シャワー、電源、インターネットは欲しい
5.人がいない
どんだけこれまで上げた条件を満たしていても、人がごった返していては台無しだ。
テントを張っている場所から、他人の存在を感じられない理想である。
4.トイレ、シャワー、電源、インターネットがある
と矛盾するような条件だと思う。
人が寄り付かないようなところに、このようなインフラは整備されないのだから。
まとめ
日本でも、こんな条件を満たす場所を見つけたいものだ。