「旅」とは何か?「旅行」とは何が違うか?

 
世界一周の「旅」を開始して、1年がたった。
自分たちは「旅」をしている認識だが、ふと「旅行」とは何が違うのか気になったので、考察してみることにした。
 
 

辞書的に「旅」と「旅行」は同じ意味

 
Weblio辞書によると、
 
旅行の定義
家を離れて他の土地へ行くこと。旅をすること。
 
旅と同じ定義をされていたので、旅の定義についても調べてみたところ
住んでるところを離れて、他の土地を尋ねること。旅行すること。
 
やはり、同様に同じ定義がされていた。
 
 
ただ、自分自身使い分けているし、これは「旅行」と呼ぶほうがしっくりくる、あれは「旅」と呼ぶ方がしっくりくるなどあるので、そのことについて言語化してみる。
 
 

「旅」とは?

 
僕にとっての「旅」を、僕にとっての「旅行」と比較しながら、言語化を試みる。
イメージでいうと、下記のような感じだ。
 
旅行
予算の傾向ローカルと出発地の低い方の水準ローカルと出発地の高い方の水準
体験の傾向ローカルな体験整備された体験
目的地の重要性低い(過程に重きが置かれがち)高い(目的地に重きが置かれがち)
臨機応変さ高め低め
期間中〜長期短〜中期
出会いの重要性高め低め
現地溶け込み度高め低め
 
表にまとめてみたところ、なんとなく上記のような違いがあるように思える。
ひとつひとつを細かく見れば、予算が相対的に低い旅行もあるだろうし、整備された経験をメインとする旅もあるとは思う。
 
ただ、自分自身全体として、左側に当てはまる項目が多ければ「旅」、右側に当てはまる項目が多ければ「旅行」というワードを使っているように思う。
 
 

まとめて気づいたこと

 
特に発見があったのは、目的地の重要性である。
自分自身、もちろんあの国でしかできないあの体験をしたい!とか、この国できしか食べられないこの料理を食べてみたい!というものは、もちろん存在する!
 
例えば、タイのタオ島のスキューバーダイビングや、ザンビアのリビングストンでのラフティングなどはそれに当たる。
 
ただ、それでもやはり相対的には目的地の重要性が「旅行」と比較すると低いように思う。
では、いったい自分は「旅」に何を求めているのか。
 
 

「旅」に求めていること

 
僕が、旅に求めていることはあらゆる「未知との出会い」であると思う。
それは時に、人との出会いであったり、未知の景色との出会いだったり、新たな体験との出会いだったりすることもある。
 
それらに遭遇して、自分が何を思い何を考えて、どのように行動するか。
また、同じくそれらに一緒に遭遇したパートナーと、お互いの新たな一面を発見し合い、その過程自身、あるいはその時感じたこと、考えたことを共有することを楽しんでいるのだと思う。
 
旅は、ふたりで生きる上での大切なことの解像度が高まり、より豊かな人生をともに歩むことを助けてくれていると確信できている。
 
 

最後に

 
旅を経て、今後何をするか、どのように生きていくか。自分自身とても楽しみである。
自分の内なる声を耳を傾けながら、望む人生をパートナーと一緒に歩んでいきたいと、あらためて再認識できた。