どっちでもいい時に「強い要望はない」と伝えるようになってコミュニケーションが捗るようになった件
現在、パートナーと世界一周の旅をする中で、大なり小なり日々多くの意思決定をしている。
どこのホテルに泊まるか、どこのレストランのご飯を食べるか、何のメニューを注文するか、値段交渉をするか、するとしてどの点で折り合いをつけるか、などなど。
そんな中で、意思決定に関してとても強い意見がある場合もあれば、実際どっちでもいいなーと思うことも多々ある。
とあることをきっかけに、同様の状況では「強い要望はない」というフレーズを使うようにしよう!そして、実際それを導入すると、コミュニケーションにおける誤解が減って、とても捗るようになったので、そのことについて書いていく。
きっかけ ー 「あなたがそうしたいのだと思ってた事件」
事件は、ある日の19時頃、カザフスタンの首都アルマトゥイの公園からレストランに向かう時に発生した。
もともと、僕はいつか「ラグマン」というで中央アジアの伝統料理を食べたい、ということをパートナーに伝えていた。しかし、前日に重い料理を食べたため、その日はあまり食欲がなく(朝は食べず、お昼はフルーツのみ)で夕食に関しても、何のご飯を食べるかについて、”強い要望はなかった”
一方、パートナーはお昼ご飯もフルーツだけしか食べていないパートナーを見て、夜はお腹が空くだろう&食欲がないのはかわいそう。と思って、食べたいと行ってた「ラグマン」を食べればいいのではないかと思い、夕食に何を食べるかについて”強い要望のない”パートナーから、
「ラグマンいいんじゃない?」
と、夕食にとあるラグマンが食べれるレストランに行くことを提案され、何を食べるか、”強い要望はない”僕は、パートナーが行きたい場所なら全然いいなと思い、一緒にGoogle Mapでラグマンが食べれるレストランを探して、行くレストランを決定した。
その後、2〜3時間ほど公園で過ごしていると、19時頃になった。
パートナー「そろそろ夜ご飯食べに行く?」
僕「まだお腹すいてないんだよね。あと、1〜2時間ぐらいベンチでおしゃべりしていく?」
パートナー「でも、あまり夜遅くならないほうがいいんじゃない?」
僕「でも今日はラグマンちょっと重いかなー。」
パートナー「え、でもラグマン食べたいって言ったのおっきーさんじゃん!?」
僕「えっ!?!?」
お互いが、相手のことを思って意思決定したにも関わらず、結果として双方望む形になっていなかったことが発覚した事件だった。
振り返り
この事件発生後、なぜ今回の事件が発生してしまったのか、話し合った。
そこで出てきたのが、どっちでもいい時に、「どっちでもいい」ということを、きちんと相手に伝えられていないというのがあった。
じゃぁなぜ伝えられていなかったのかというと、「どっちでもいい」という言葉には、完全に相手に任せて自分は意思決定に関わりませんよ。的なニュアンスを感じて、使うのがためらわれていた、というのがあった。
そこで、「どっちでもいい」時に、「どっちでもいい」ということを、わかりやすく伝えるワードを見つけて、そのワードを積極的に使うことで、解決が図れるのではないか。
となり、そこで導入されたのが、「強い要望はない」という言葉だった。
「強い要望はない」というフレーズを導入してみて
お互いに要望があるのかないのか、はっきりと分かるようになり、とてもコミュニケーションが捗るようになった。
今後、同じようなミスコミュニケーションが発生することは全くなさそうで、うまく機能している。
パートナー間で、特定の意味合いを伝えるための表現を同意して導入することが、お互いのコミュニケーションをより誤解なく、円滑にすることに役立つことがわかったので、今後も積極的に特定のフレーズの導入などをしていけたらと思う。